本日24日より、
12年に一度の三浦半島の地蔵霊場の御開帳が始まりました。
「三浦三十八地蔵尊卯年御開帳」
です。
三浦半島の38の札所が御開帳となり、
札所巡りができるようになります。
通常、秘仏のようにお参りできない地蔵さんにも
この一カ月間だけはお参りできるというわけです。
古くは霊場巡りとは信仰の中で行われてきました。
村で「講」という集まりを作り、
積み立てをして、
御開帳の年になると数人の代表者を取り決め、
その代表者が講のみんなのために霊場を巡り、
御朱印を集め、祈りを捧げるわけです。
四国お遍路さんも霊場参りですね。
江戸時代以降のことになりますが、
このころにちょうど「旅行」という概念が
出来上がってきたといいます。
ですから、霊場参りとはある意味
選ばれた人だけが赴くことのできる
「旅行」という意味もあったのでしょう。
しかしながら、以前はその多くが、
信仰の旅として霊場を巡ったものです。
今回で言えば38の札所があります。
この38もの札所をすべて巡ると、
最後に「結縁証」というものがいただけます。
これは、
「よくぞすべての札所を巡りました。
あなたの思いは地蔵さんにしっかりと結ばれましたよ」
という意味を持ちます。
38もあると結縁証を得る人はわずかです。
12年前の御開帳では、2000名ほどの方がご参加されたといわれています。
(集計が難しいところですが…)
今回は、
オンラインでの情報配信も盛んにおこなわれ、
アフターコロナも相まって、
もっと多くの方が参加されることになるでしょう。
時には、ウォーキングで、電車とバスを利用して巡り、
時には車で巡り、
時には自転車で巡る。
この三浦半島は風光明媚なこともあり、
また景色が変わり行く特徴的な道路の造りもあり、
長い道のりも心から楽しんで巡ることができるでしょう。
始めは信仰から入らなくてもいいと思います。
信仰とは様々な縁で出来上がっていくものです。
まずは、
この12年に一度の御開帳に便乗して、
美味しいものと、美しい景色と、
霊験ある寺院を巡り、
楽しみながらお過ごしいただくのはいかがでしょうか。
まずは、12年に一回しか御開帳しない寺院を巡っていただき、
期間が過ぎた後にそれ以外のお寺を巡ってもいいかもしれません。
今回の御開帳では、
専用のご朱印帳が製作されています。
一冊1200円で頒布され、中には38か所の説明書ともなるガイドブックも同封されています。
霊場では御朱印巡りが主になろうかと思いますが、
大勢で札所にお参りすると、
対応に困ることがあります。
専用のご朱印帳をお求めになられれば
その混雑も多少解消できるように考えられています。
ぜひ、専用ご朱印帳をお求めください。
ちなみに、
浄楽寺では現在20冊ほど在庫がございます。
先に予約しておきたいなど
要望がありましたら、
浄楽寺問い合わせフォームからご連絡ください。
※下記より
また、地蔵霊場の公式WEBぺージが新調されました。
すべての札所の位置と情報はこちらのページからご覧いただくこともできます。
何かご不明な点や、不安なことがありましたら、同じく問い合わせフォームから
お問い合わせください。
浄楽寺でも団体参拝で5月にツアーを予定しております。
マイクロバスで伺うので、
そのコースに随ってお参りしなければならないのですが、
個人的には、
1番札所の大松寺様からお参りして38番札所(番外)の本町地蔵様にお参りする
正規の順当なルートよりも、
三浦一族の聖地、衣笠城のふもとの大善寺様から始めて、
最後には佐原の満願寺様(すべての願いが満ちる=叶う!?)にお参りして結願証を
いただくのもいいのではと…
思っているようないないような。
ぜひ、この機会に、春先の三浦半島をお楽しみください。
尚、浄楽寺では、運慶作の仏像拝観も行っておりますが、
事前予約となっております。
この機にお参りした云うという方は
事前にご予約いただけますようお願いいたします。
では皆様の札所巡りが、
無事に達成されますよう祈念しております。
合掌
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