僧侶って何??
うーん。
みんななんとなく僧侶とは「お坊さん」のことであろうとはわかるのだろうけど、 言葉として「僧侶」について答えるのは難しいかもしれないね。
僧侶の「僧」という文字は古代インドの梵語を漢字であらわしたものなんだ。
梵語のサンガという語は、 共和国とか商業的な組合とかを意味していたんだ。
もともと「密接な結合」を表す言葉で、 これが仏教に取り入れられ、 お釈迦様を中心とする出家者(比丘(びく))の集団のことを呼ぶようになった。
中国ではこのサンガを漢字で「僧伽(そうぎゃ)」とあらわしたが、 日本へ伝わって「僧」と略されたのである。
これに「仲間」「連れ」という意味の「侶」を加え、 出家者を「僧侶」と呼ぶようになった。
現在日本では僧侶といえば「一人のお坊さん」を指すのが一般的だけど、 もとは共同体としての出家者どうしの結びつきを意味していたんだね。
こうした共同体的な性格は、 出家者だけの小乗仏教の世界の特徴だね。
大乗仏教の日本では出家者は民衆に対する一人のお坊さんということになるのかな。
#お坊さんたち
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