「お釈迦さまのとなりの象と獅子の人は何者??」
象に乗っている人と獅子に乗っている人だね。
そう、 お釈迦さまの仏像には、脇侍として二人の菩薩がついている。
右が普賢菩薩で左が文殊菩薩といい、 菩薩の中でも最も優れた菩薩とも言われているよ。
普賢菩薩はお釈迦さまの慈悲深い心を表したもので、 人々の幸せをいつも願う像とされるね。
インドでも最も優れた動物とされる象の上に乗り、 功徳の実践を行っているのだね。
一方、左側の文殊菩薩は「三人寄れば文殊の知恵」 ということわざにもあるように、 お釈迦さまの智慧を表しているんだ。
この像はふつう獅子に乗っていて僧侶の形をしたもの、 童子の形をしたもの、あるいは宝冠を頭上に載せたものなどいろいろな姿がある。
あるお経によれば文殊菩薩は生まれたとき身体が紫金色で、 神童のようによく語ったといわれている。
また、出家してからはその学童修行がだれにも負けなかったとか、 第二のお釈迦さまとあがめられたなどと伝えがあるため、 実在の人物ではないかという説もある。
釈迦牟尼仏は普賢菩薩、文殊菩薩、 阿弥陀仏は脇侍に観音菩薩、勢至菩薩を、 不動明王も矜羯羅童子と制多迦童子を従える。
ただ一人でも強大な力を持つ仏が、 三位一体の布教体制で衆生を救おうとするその姿勢はありがたいものだね。
お参りの際には、脇侍に仏像があることにもぜひ注目してみてね。
合掌
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