昔のインドではお釈迦様にような偉いお坊さんの遺品や遺骨は、埋葬されその上に土を盛り上げ土まんじゅうにしました。
このお墓は「天と地を結ぶ軸」という意味のストゥーパという言葉で呼ばれました。このストゥーパの漢字表記が「卒塔婆(そとうば)」です。
聖なる遺骨が宇宙へ届くところという「塔」だったんですね。
施餓鬼や十夜、法事では塔婆回向を行いますよね?
それは極楽浄土とのつながりを象徴する「塔婆」をあげて、この世で積み重ねた「徳」をご先祖様に廻し向けるということなんです。
この塔婆をあげることにも大きな徳があるので法要のたびにあげるわけです。
ですから先祖(50回忌以上のご先祖様)以外の塔婆(新盆は特に)もあげるようにしましょう!