禅宗は実はね、だるまさんに由来することなんだ。
お釈迦さまは菩提樹の下で坐禅を組み、瞑想しながら世の真理を解き明かした。
そのお釈迦さまと同じ方法、つまり坐禅で悟りの境地に達しようというのが禅の修行といわれている。
仏像や仏画などで仏や菩薩が蓮の花の上に坐っているのは、 皆この禅の静かな心境に安住している姿だね。
「七転び八起き」ということわざのもとになったのがダルマさん。
六世紀ころにセイロンで生まれたといわれ、中国名を菩提達磨という。
この達磨大師は中国の少林寺で九年間も壁に向かって坐り続けて坐禅をしたと伝えられているよ。
不屈の闘志そのものだと思わない? 達磨大師が禅宗の祖といわれているんだ。 つまり、お釈迦さまと同じ、坐禅を修行の基礎とするのが禅宗といわれている。
日本には鎌倉時代に始まった臨済宗(りんざいしゅう)と曹洞宗(そうとうしゅう)、そして江戸時代に始まった黄檗宗(おうばくしゅう)がこの禅宗にあたるね。
法然上人と同じ時代である鎌倉時代に中国から伝来した禅宗は、 幕府のあった鎌倉で盛んに信仰を集めた。
鎌倉時代の武士にも禅に精通しているような話がたくさんあるね。 世界的にも人気のあるマインドフルネスもこの禅の考え方に近いものがある。
しかし、我々人間が持つ煩悩を差し押さえ、 本当に坐禅で心の静寂を求めることはできるのだろうか。
坐禅をしていてもいらぬことばかりが頭に浮かんでしまうのは僕だけだろうか…
やはり、高僧というのはすごいのだろうか…
三浦半島では盛んにおこなわれているので、ぜひ一度体験してみてね。
合掌
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