いまさら聞けない…仏教豆知識「仏像の材料ってなんでもいいの?」

更新日:8月12日


世の中にはいろいろな仏像があるよね。


インドでは石を使った仏像や土で固められた仏像が現在まで伝わっているし、 中国でも岩山に彫られた仏像が千数百年を経て現存していることは有名なことだね。


日本では材木に恵まれていることから木造が多く、 約90パーセントを占めているけど、 金属像、石仏、乾漆像、塑像などいろいろなものがある。


仏教では偶像崇拝を禁じられていたこともあり、 仏像の材料について説かれた教えは無いんだ。


だから、基本的には長持ちする材料が使われ、 国や土地によっていろいろな材料が使われることになったんだね。


日本の木造の仏像には、現在ではヒノキが主流となっているけど、 クスノキ、カツラ、カヤ、ケヤキ、マツ、サクラなどが使われることもあるよ。


その材料も土地・時代によってその主流は変化してきた。

また、木仏の作り方としては、 一本の木で作る一木造、別々に木を彫り後で合わせる寄木造りがあるけど、 作り方によっても好まれる材料が違うね。


金属像は、銅とスズの合金にメッキをした金銅像が主流だけど、 なかには、金・銀・鉄で作られているものもある。


石仏はいわゆる野仏で、自然の崖や大石に刻まれた仏さまは、 摩崖仏と呼ばれている。


奈良時代にの仏像には乾漆像が多くみられる。


木の柱に泥や漆、麻布などで覆い重ねていくことで作り上げるこの手法は、 粘土で作るイメージに近いかもしれない。興福寺の阿修羅像もこの作り方だね。


塑像(そぞう)といわれる手法は木を芯にして、 布や藁をまいて泥で形をつくる。まさに粘土造りだね。


法隆寺の涅槃像はこの手法で作られている。


あらゆる方法で仏像を造ろうとした先人の努力がうかがえるね。 合掌


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