確かに坊主頭のイメージから考えると、 お坊さんには男性的な姿が思い浮かぶのかもしれないね。
そうだよ、尼さん、尼僧さんと呼ばれる人たちは、 女性にして僧侶になった人たちのことをいう。
「尼さん」の語源は、梵語(サンスクリット語)の「アンバー」という、 「母」を意味する言葉からきているんだ。
お釈迦さまの育ての親のマハー・ブラジャパティーが女性第一号の尼僧とされているね。
尼僧として出家することは、 俗世間と離れ、苦しみの現実から隔てられ、 修行を送る中で苦悩や悩みを解決することが求められたり、 駆け込み寺などといわれるように政治社会の中や環境の悪い家庭からの最後の救済手段としても扱われてきた歴史があるね。
だから以前は、厳粛な世捨て人のようなイメージを持たれていたこともあり、 家庭を持つことや髪を伸ばすことも禁じられていたわけだけど、 今は男性の僧侶と同じルールの中で布教活動をしているよ。
特に近年では世襲制のお寺で後継者不足に悩む住職も多く、 その娘が住職を引き継ぐことも一般的になってきている。
皆だいたい髪を伸ばしているけど、 修行の時だけは剃髪しているね。
一時的にしても女性が髪を剃るのは一大決心だと思うよ。
#お釈迦様の時代から
#尼僧さんもお坊さん #優秀な人が多い