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お寺で映画を観る。世界を知り、自分を見つめる。|テンプルシネマ 2026年11月〜2027年2月上映案内

11 分前
読了時間: 8分

映画を観終わったあと、いつもの景色が少し違って見えたことはありませんか。


遠い国で暮らす人々のこと。自分とは異なる文化や価値観。普段は意識することのない、命の大切さや人と人とのつながり。


一本の映画が、これまで知らなかった世界への扉を開いてくれることがあります。

神奈川県横須賀市の浄楽寺では、毎月第3金曜日・土曜日を中心に、映画上映会「TEMPLE CINEMA JORAKUJI(テンプルシネマ)」を開催しています。


2026年11月から2027年2月にかけては、平和、自然、家族、そして正義と対話をテーマにした4作品を上映します。


日常から少し離れたお寺の本堂で、映画を通して世界を知り、自分自身と向き合うひとときを過ごしてみませんか。


テンプルシネマとは? お寺で映画を観るということ


お寺は、古くから人々が集い、祈り、学び、そして自分自身の生き方を見つめてきた場所です。

私たちがテンプルシネマを開催するのも、そんなお寺の役割を大切にしたいという思いからです。

日々の暮らしの中で、私たちは多くの情報に触れています。世界のニュースも、社会のさまざまな問題も、スマートフォンを開けばすぐに知ることができます。

けれども、その向こう側にいる人々の暮らしや思いに、どれほど心を寄せることができているでしょうか。

映画には、ニュースや数字だけでは伝わらない、一人ひとりの人生を感じさせてくれる力があります。

自分とは違う立場の人を知ること。

当たり前だと思っていたことを、もう一度考えてみること。

そして、ときには自分自身の考え方や生き方を見つめ直すこと。

映画を通じて生まれる、そんな小さな気づきを大切にしたい。

テンプルシネマは、映画に詳しい方だけの場所でも、仏教に関心がある方だけの場所でもありません。

初めての方も、お一人の方も、どうぞ気軽にお越しください。


2026年11月〜2027年2月 上映作品

11月20日(金)・21日(土)

『ピース・バイ・チョコレート』

【画像挿入:『ピース・バイ・チョコレート』公式ポスター】

故郷を失っても、夢と希望は失わない。

2021年/カナダ/96分

「チョコレートが平和を届ける!?」

シリアの内戦によって故郷を追われ、難民としてカナダの小さな町へ移住した家族の、実話に基づく物語です。

故郷ダマスカスで一流のチョコレート職人だった父親イッサムと、医師になる夢を持つ息子テレク。

言葉も文化も違う新天地で、それぞれの思いがすれ違いながらも、地域の人々の温かな支えによって、家族は再びチョコレートづくりに挑戦します。

戦争や難民という重い背景を持ちながらも、家族の絆やユーモア、人々の善意が丁寧に描かれた作品です。

平和とは、単に戦争がないことだけなのでしょうか。

誰かを受け入れ、支え合い、ともに暮らしていくこともまた、平和につながるのかもしれません。

チョコレートの甘さと、人生のほろ苦さ。

困難の中でも希望を見つけようとする人々の姿に、心が温かくなる一本です。


12月18日(金)・19日(土)

『みんなのふね』

【画像挿入:『みんなのふね』公式ポスター】

一本の船から見つめる、人と自然、そして命のつながり。

2025年/日本/ドキュメンタリー

もしも、現代の道具や機械に頼らず、石おのだけで大きな木を切り倒し、丸木舟を造るとしたら。

そんな壮大な挑戦に取り組んだ人々の、2年以上にわたる記録です。

「みんなが笑顔で乗れる舟を作ろう」

縄文大工・雨宮国広さんの呼びかけから始まったプロジェクトには、全国から約1600人が参加しました。

樹齢250年の杉の命をいただき、石おのを手に、世代も地域も異なる人々が力を合わせて一艘の舟を造り上げていきます。

便利さや効率を求める現代社会で、あえて時間と手間をかけることには、どのような意味があるのでしょうか。

自然から命をいただくこと。

人が力を合わせること。

先人たちの知恵を受け継ぎ、次の世代へ手渡していくこと。

一本の丸木舟を通して、私たちが忘れかけている豊かさや、自然とともに生きることの意味を問いかけます。

新しい年を迎える前に、私たちの暮らしを支えているものへ、改めて目を向けてみませんか。


2027年1月15日(金)・16日(土)

『ホールディング・リアット』

【画像挿入:『ホールディング・リアット』公式ポスター】

戦争の向こう側にいる、一人ひとりの命と家族。

2025年/アメリカ/97分/ドキュメンタリー

2023年10月7日、イスラエル南部の集落がハマスの武装勢力に襲撃され、リアットと夫アヴィヴがガザへ連れ去られました。

家族は二人の帰還を願い、救出を求めて奔走します。

しかし、その過程で家族は、戦争をめぐる政治的な思惑や、複雑に交錯する立場の違いに直面していきます。

本作が映し出すのは、単純な善悪では語りきれない現実です。

大切な家族を取り戻したいという切実な願い。そして、争いをこれ以上広げたくないという思い。

ニュースでは国や組織、被害者数といった言葉で語られる戦争の向こうには、確かに一人ひとりの人生があります。

第75回ベルリン国際映画祭で最優秀ドキュメンタリー賞を受賞した本作は、家族の視点から、戦争と平和、政治と人間の尊厳について考える機会を与えてくれます。

遠く離れた場所で起きている出来事を、私たちはどのように受け止めればよいのでしょうか。

新しい年の始まりに、命の尊さと平和への願いを見つめる時間にしたいと思います。


2027年2月19日(金)・20日(土)

『おクジラさま ふたつの正義の物語』

【画像挿入:『おクジラさま ふたつの正義の物語』公式ポスター】

正義は、ひとつだけなのだろうか。

2017年/日本/96分/ドキュメンタリー

和歌山県太地町。

古くからクジラやイルカと深い関わりを持ってきたこの小さな町は、イルカ漁や捕鯨をめぐる国際的な議論の舞台となりました。

地域の伝統や暮らしを守ろうとする人々。

動物の命を守ろうとする人々。

異なる文化や価値観を持つ人々が、それぞれの信じる正義を掲げて向き合います。

けれども、正しいと思っていることが違うとき、私たちは相手の話をどれほど聞くことができるでしょうか。

自分にとっての正義が、誰かにとっては受け入れがたいものになることもあります。

この映画は、どちらか一方の立場から結論を示すのではなく、対立する人々の姿を通して、問題の複雑さを映し出します。

価値観の異なる相手を理解することは、簡単ではありません。

だからこそ、まず相手を知ろうとすること、そして対話を諦めないことが大切なのかもしれません。

さまざまな意見がぶつかり合う現代社会だからこそ、多くの方に観ていただきたい作品です。


映画を観る時間が、自分自身を見つめる時間になる


今回上映する4作品は、それぞれ異なる世界を描いています。

戦争によって故郷を失った家族。

自然と向き合い、力を合わせて舟を造る人々。

大切な人の命を守ろうとする家族。

そして、異なる正義を信じて対立する人々。

どれも、私たちの日常からは遠く感じられる物語かもしれません。

けれども、そこに描かれている希望や葛藤、喜びや悲しみは、私たち自身の暮らしとも決して無関係ではありません。

仏教には、自分自身のものの見方や執着に気づき、他者の苦しみに心を寄せるという大切な教えがあります。

映画もまた、自分とは異なる誰かの人生に触れることを通して、新しい気づきをもたらしてくれます。

お寺の本堂という、日常から少し離れた空間で映画を観る。

そして、映画の余韻とともに、自分自身の心に浮かんだ思いを静かに見つめてみる。

答えを急いで出す必要はありません。

誰かと同じ感想を持つ必要もありません。

映画を通して何を感じ、何を考えたのか。

その一つひとつが、自分自身を見つめる大切な時間になるのだと思います。


上映会の開催概要・お申し込み


TEMPLE CINEMA JORAKUJI(テンプルシネマ)

上映日程

月

上映日

作品

11月

2026年11月20日(金)・21日(土)

ピース・バイ・チョコレート

12月

2026年12月18日(金)・19日(土)

みんなのふね

1月

2027年1月15日(金)・16日(土)

ホールディング・リアット

2月

2027年2月19日(金)・20日(土)

おクジラさま ふたつの正義の物語

時間

  • 受付開始:18:30

  • 上映開始:19:00

会場

浄土宗 金剛山勝長寿院 浄楽寺神奈川県横須賀市芦名2-30-5

参加費

  • 事前予約:1,100円

  • リピーター:1,100円

  • 当日参加:1,300円

  • 学生:600円

薬草茶・お茶菓子付き。

※事前予約をおすすめしています。予約なしの場合、お茶菓子等をご用意できないことがあります。

お申し込み

下記の予約フォームから、ご希望の上映日を選択してお申し込みください。

複数の作品へのご参加も歓迎いたします。


皆さまのご参加をお待ちしております


映画は、ほんの数時間で私たちを知らない世界へ連れていってくれます。

そして、ときにはその世界を知ることが、自分自身の暮らしや生き方を見つめ直すきっかけになります。

「映画が好きだから」

「作品のテーマに興味があるから」

「お寺で映画を観るという体験が気になるから」

参加のきっかけは、どんなことでも構いません。

初めての方も、お一人の方も、どうぞお気軽にご参加ください。


映画を観終わったとき、世界が少し違って見える。


そんな小さな気づきを、お寺という場所から持ち帰っていただけたら嬉しく思います。

皆さまと本堂でお会いできることを、心より楽しみにしております。


TEMPLE CINEMA JORAKUJI主催:浄楽寺 テンプルシネマ神奈川県横須賀市芦名2-30-5


© Jorakuji. All Rights Reserved.
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