雨の中、足元の悪い中、春の運慶仏特別開帳1500人の参拝者を迎え、
無事に終えることができました。
今回は郵政の父「前島密翁」没後百年ということもあり、
前島密の供養法要を勤めたり、大楠エコミュージアムの会による
「前島密と西海岸」という新しい冊子を無料配布したりと盛りだくさんの内容になりました。
前島密は今我々が当たり前と感じるようなことを、当たり前にしてくれた、
地代の立役者であります。
教科書にももちろん掲載がありますが知らないという人もいます。
もっと多くの人にその功績を知っていただけたら当たり前の裏側にあるありがとうが見えて、大切にできることが増えそうな気がいたします。
本堂では今年もTERA展が開催され、軽部幹さんのコレクションの絵画を展示していただき、本堂にお参りに来る方は会話を愉しみながら荘厳の中の非日常で鑑賞していかれたように拝見しました。
毎年本堂にて開催しております地域の才能を展示させていただくという趣旨のTERA展。仏像、パッチワーク、絵画、写真などを取り上げてまいりましたが、
来年は何が行われるのか。今から楽しみなところです。
オファーがあると嬉しいですね。
これを機に普段からギャラリー利用が増えてくれるとありがたいところです。
仏教ごととしましては、
一日目は浄楽寺副住職、
二日目は北海道から𠮷田上人、
三日目は同じ三浦組二部の光雲寺住職であり大本山増上寺布教師会会長であります慶野上人にご法話いただきました。
たくさんの方が雨の中でもお参りくださいましたこと本当に尊いと思わせていただきながら、この御開帳が多くの方の協力で実現しているということもぜひ知っていただきたいです。
三日目の雨での混乱、極寒のさ中、終始参拝者のことを思い、尽力してくださった協力者の皆様あっての御開帳、また法話をいただいたお説教師の皆様の努力の甲斐もあり、美術作品としての運慶を見に来た参拝者の皆様も、ただの参拝ではなく、きっと仏教との出会いという仏縁を結ぶことができたと思います。
これもひとえに協力者の皆様のおかげでございます。心より感謝申し上げます。
又のお参り心よりお待ちしております。
南無阿弥陀仏