良い心の種まき


6月に入りました。梅雨を前にして既に「夏日」が続きます。世界でも有数の「季節を愉しむ文化」を持つ日本は、その四季を愛し、季節に合わせて生活を変えてきました。

しかし、そのはっきりとした変化をもつ四季も気候と共に変わってきてしまっているような気がいたします。

そんな季節のニュースをテレビで見ていると、一緒に報道されているのが何が本当かわからない、本当のことだと思いたくないような事件のことばかりです。スポーツ、政治、芸能、社会。

コメンテーターの人たちは「私はこう思います」と、事実ではなく自分本位の思いを報道し、何の責任を持つことも無く人を評価しています。

皆さんのお宅ではどうでしょう?そんなニュースを見ながら、何が事実もわからずに他人を評価し、他人の状況を笑ってはいませんか?いつだってその事実というのは本人以外にはわからないものです。

加えて「一人一日の中に八億四千の念あり念念の中に作す所皆是れ三途の業なり」、我々人間が一日の中に頭の中に巡る思い・行いのほとんどが地獄・餓鬼・畜生の三途の道に落ちるために十分な業であるとお釈迦様はおっしゃっております。テレビで報道されている人たちは、私たちと同じ人間です。私たちも時・状況が変われば同じような悪縁に出合うこともあるかもしれません。

梅雨に入りますと、緑が溢れ色が鮮やかになります。春の風で運ばれた多くの種は雨の恵みを頂き、夏に大きく成長いたします。

我々も日々の中に、悪縁を生むような悪い心の種をまくのではなく、育ったときに美しい花を咲かせるような「良い心の種まき」を日々の中に心がけましょう。

南無阿弥陀仏のお念仏の一声は、多くのご先祖様から頂いたご縁。

極楽浄土への良縁の種です。

日々の中にお念仏をお称えし浄土往生という綺麗な花を咲かせましょう。

合掌


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