【香典って結局何?】


先月はご霊前と御仏前の違いについてお伝えしました。今回はお香典についてです。

不祝儀といわれる、葬儀や通夜などの法要で遺族にお渡しするものの全般的な総称を「香典」ということが多いです。

ですから、ご霊前も香典、ご仏前も香典ということになります。

しかし、これは仏教徒に限ったこと。

仏教徒以外にはお香典は好ましくないようです。

現在では「香典」というと即「現金を包む」と連想してしまいますが、元々は金銭を使うことは少なかったようです。

金に変わる前にはどんなものが多かったかいうと、米や麦、味噌や野菜などの主・副食が圧倒的に多かったといいます。香は文字通りの「お香」のことです。香典の典は奠です。「すすめる」という意味を持ち、香典の本来の形は「香を供えること」または、「香を焚いてその薫を供えること」だったのです。

香を供える事は、焼香でも同様ですが、その薫により身を清める為でもあり、その香を供える人の心を清浄にするものでした。

それが死者の霊前に金銭や供物を供えることになり、貨幣経済が社会に浸透するにつれ、現金のほうが多くなってきたようです。また、喪家に対する相互扶助の意味もこめられるようになってきました。

香を供えることは敬虔な心を捧げることです。しっかりと意味を理解し、ご供養をいたしましょう。

合掌 南無阿弥陀仏

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