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執筆者の写真副住職

いまさら聞けない…仏教豆知識「どうしたらお坊さんになれるの?」


これは浄楽寺にも問い合わせが来ることだよ。


お坊さんがテレビやユーチューブで活躍しているのを見て、 身近に感じたのだろうか。


はたまた、悩みから離れることに本気になったのだろうか。


俗世間の人間が出家して僧侶になることを「得度(とくど)」というね。


この得度という言葉は、

「(度=渡)+得る」で現実の迷いの世界から 悟りの世界へと渡る(つまり悟りを得るという)ことを意味しているよ。


明治時代以後は、僧侶も妻帯が認められ、 世襲制で親の後を継ぐことが多くなったけど、 いまでも、僧侶になるときには、必ず得度が行われているんだ。


今も変わらず、一般の人が僧侶になるには、 まずお寺の門をたたいて弟子入りを願う、 (たいていはここで追い返されるけど)運よく弟子入りが許されれば、 その宗団に僧籍が登録されて、国家公認の度蝶という認定証書を受ける


こうして出家した人は「徒弟」「小僧」などと呼ばれ、 各宗派によって異なる修行を受けることになる。


この修行期間も宗派によって異なるけど数日の研修 ということもあれば外出禁止5年間の道場ということもある。


最後、加行(けぎょう)という道場を経て、正式な僧侶として認定される。


宗派によっては退職後入行コースの案内があったり、 在家向けの僧侶への道セミナーがあったりする。

  • 人口減による僧侶減

  • 人口一極集中による地方寺院の衰退(兼務住職でまかなう寺院運営)

  • 婚姻率低下による世襲制での後継人不足

など、寺院でも様々な課題があがっている。


お坊さんになりたい方がいたらぜひ、 お寺の門をたたくか、宗派窓口に問い合わせてみよう。


そしてその気持ちが本気ならいずれも実現されよう


#後継者不足 #今ならお坊さんになれる


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